REITの破綻
REITの認定条件が一つでも欠けると通常の株式会社と同じ扱いを受け、メリットを失うことになります。ただし、REITによっては例外的に不動産賃貸収入やローン金利収入以外にも、ホテルの運営益まで認められるペアード・シェアREITと呼ばれるものがあります。その代表が大型ホテルを次々と買収しているスターウッド・ロッジングです。REITの担い手-ほとんどのREITは、個人の不動産事業家によって創設されます。創設者は、自分でファンドを運用するか、外部のマネジャーを雇って日常業務に当たらせます。また、REITを創設し、その運用方針を決定する不動産事業家をアドバイザーと呼びます。かつては、アドバイザー業務に銀行や生保が進出してきましたが、現在はほとんどがプロの不動産事業家のアドバイスによって運営されています。REITの歴史-REITは一九六○年の内国歳入法の改正によって生まれた特殊なスキームです。六○年代後半から七○年代前半にかけては第一次REITブームが起こり、次第にその銘柄数も増えていきましたが、七二年の金融引き締めによって多くのREITが経営破綻に陥りました。当時は銀行系REITの経営破綻が相次ぎ、チェース・マンハッタン銀行のREITの破綻は特に有名です。